ことし5月、伊丹市の天神川の堤防が決壊した浸水被害で、兵庫県は9日、補償委員会を立ち上げて、被災者への補償額を算定していくと発表しました。
ことし5月、大雨の影響で伊丹市を流れる天神川の堤防がおよそ30メートルにわたって決壊し、周辺の住宅など合わせて12棟が浸水しました。
県が設置した調査委員会は7日、「県に監督責任がある」としたうえで、事前の計画と違う土のうが設置されていたことや遮水シートの措置が不十分だったことが決壊につながったと結論付けました。
この報告を受け、県は、法律の専門家などでつくる補償委員会を9日に立ち上げて、今後、被災者への補償額を算定していくと発表しました。
委員会は9月中にも被災者への個別説明を行い、具体的な補償内容を決めていくとしています。