他人名義のクレジットカードを不正に使用し、医療器具およそ380万円分を購入した疑いで2日、ベトナム国籍の男女2人が逮捕されました。
私電磁的記録不正作出や窃盗などの疑いで逮捕されたのは、いずれも茨城県つくばみらい市に住むベトナム国籍の介護職員の女(25)と工場作業員の男(26)の2人です。
警察によりますと2人は、2023年6月から7月にかけ、不正に入手した他人名義のクレジットカードの情報を利用し、インターネット上で医療器具21点、およそ384万円分を購入した疑いが持たれています。
2人が購入したのは、体に貼ることで、運動機能の向上や調子を整える効果があるとされる商品だったということです。
2022年、兵庫県内の食品会社から「自分の会社の商品を他人名義のクレジットカードで購入している人がいる」と情報が寄せられ、警察が捜査していました。 警察の調べに対し、女は「商品を受け取ったのは間違いないが他人名義のクレジットカードで購入したとは知らなかった」などと話し、2人は容疑を一部否認しているということです。
2人は、2年間にわたり、不正に手に入れた商品を転売していたとみられ、売り上げは少なくとも2000万円にのぼるということです。 警察は、2人が同様の手口で、ほかにも不正購入を繰り返していた可能性もあるとみて、調べています。