7月20日夜、赤穂市の山陽本線有年駅で普通電車が約80メートルオーバーランしたため、乗客が次の駅まで降車できませんでした。
20日午後10時10分ごろ、山陽本線姫路駅発、岡山行きの普通電車が有年駅で停車できず、約80メートルオーバーランしました。
普通電車はいったん線路上で停車したものの、有年駅には戻らず次の上郡駅まで進んだため、有年駅で降車する予定だった乗客6人のうち5人は上郡駅で20分ほど待機したのち、姫路行きに乗り換えて有年駅に向かったということです。
JR西日本によりますと、車両は3両編成でホームを20メートル過ぎていて、バックをしてホームに戻るには後続車両をとめるなどの手続きが必要となり時間を要するため、上郡駅に進むと判断したということです。
運転していたのは15年の経験があるベテランの運転士で、「停車駅に近づいていることに気付くのが遅れ、ブレーキが遅れた」としていて、ブレーキが遅れた原因については注意力が低下していたと話しているということです。
JR西日本は、「今回の件を他の乗務員に周知し、改めて指導を徹底していくことで再発防止に取り組んでいく」としています。