■コウノトリ引き継ぐ
男子プロバスケットボールBリーグ2部(B2)西宮ストークスの神戸移転に伴う新しいチーム名は「神戸ストークス」に決まった。
7月16日、神戸港に停泊した港遊覧船「boh boh (ボーボー)KOBE」の船上で発表記者会見が行われ、道原(どうはら)紀晃・中西良太・川島聖那(せな)の3選手が、「KOBE STORKS」と染め抜かれた新ユニホームを着けて登場した。
「ストークス」とは英語でコウノトリの意味。前身の「兵庫ストークス」、「西宮ストークス」から引き継いで、兵庫県の「県鳥」をチーム名に取り入れた。
■新エンブレムも披露
チームのエンブレムも更新された。
チームカラーのグリーンは変わらないが、これまでの丸い形から、船出をイメージした逆三角形のエンブレムとなった。
■必ずB1昇格!
昨シーズン、キャプテンを務めた神戸市出身の道原(神戸科技高-大商大)は会見で、「小さい頃は神戸にバスケットチームができるとは思ってもなかった。今の子供たちに、夢が実現することを示していきたい」と語った。
同じく神戸市出身の中西は、「バスケットボールでもっともっと神戸を盛り上げたい」。
昨シーズン活躍した若手の川島は、「神戸に移って、必ずB1に昇格できるよう頑張っていきたい」と決意を込めた。
森山知広ヘッドコーチは、「責任とワクワクが入り混じっている。B1昇格と新アリーナで神戸に貢献したい」と語った。
■開幕シリーズ「1万5000人」
B2リーグは10月に開幕する。
現在、神戸港第2突堤に1万人規模の新アリーナが建設中だが、25年4月の供用開始まではポートアイランドのワールド記念ホールをホームアリーナとする。
神戸での開幕シリーズは、10月25日、28日、29日にワールド記念ホールで行われ、北村正揮球団社長は会見で、「3日間で計1万5000人の集客をめざす」と語った。
開幕シリーズの満員御礼をめざすため、神戸・流通科学大の学生とプロジェクトを立ち上げるほか、神戸女子大や神戸芸術工科大、地元の元町商店街などとも連携して盛り上げを図り、“神戸のストークス”をアピールしていく。
(浮田信明)