「国は私たち障害者を差別し傷つけてきた」不妊手術強制で原告女性2人訴え

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  • 神戸地裁に入る原告団

旧優生保護法の下で不妊手術を強いられたとして、兵庫県内に住む耳の聞こえない女性2人が国に損害賠償を求めている裁判が11日に神戸地裁で始まり、「正しい判断をしてほしい」などと訴えました。

兵庫県内の耳の聞こえない60代の女性2人は子どもを出産した際、旧優生保護法の下で、説明がないまま不妊手術を受けさせられたとして、国に対し計6600万円の損害賠償を求めています。

7月11日に神戸地裁で開かれた第1回の口頭弁論で、神戸市内に住む女性は、「国は私たち障害者を差別し、傷つけてきた」「正しい判断をしてほしい」と訴えました。

(神戸市在住の原告女性)
「国は私たちをおとしめました。手術を受けさせました。私たちを傷つけました。苦しみを与えました。」
「(国に)謝ってほしいです」

(兵庫県在住の原告女性)
「国はもっともっと 私たちの救済のことを考えてほしいです」
「差別のない平等なそんな社会をつくってほしいと思っています」

次回の口頭弁論は、10月10日に開かれます。

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