生後8カ月の時に広島で被爆した女性が宝塚市の小学校で講演を行い、命の尊さや平和の大切さを伝えました。
兵庫県宝塚市立長尾小学校で講演を行ったのは、生後8カ月の時に広島市の爆心地から1.1キロの自宅で母親とともに被爆した近藤紘子さん78歳です。
この講演会は、6年生が9月に予定している広島への修学旅行に向けた平和学習の一環で、約170人の児童が参加しました。
近藤さんは、自身の父親の体験を語り、原爆が投下された広島の街に駆けつけ、負傷者から助けを求められる中、必死で家族を探したと核兵器の恐ろしさを伝えました。
近藤さんは、今後も子どもたちに平和の大切さを語り継いでいきたいとしています。