観光列車と「伊予の小京都」愛媛県大洲市の旅

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  • 観光列車「伊予灘ものがたり」

  • 3号車「陽華の章」

  • 数々の映画やドラマにロケ地として登場する下灘駅

  • 大洲市のシンボル・大洲城 ここからも幟を振って列車を歓迎

  • 食事は地元のシェフが監修

  • NIPPONIA HOTEL 大洲 城下町

  • 蔵の外壁が残されている宿泊棟

  • 肱川から眺める臥龍山荘の不老庵

まもなく夏休みが始まります。今回は、地域の人々の「おもてなし」が魅力の観光列車と、歴史的な建物が数多く残る愛媛県大洲市の旅をご紹介します。

 

■伊予灘ものがたり

乗車したのは、JR四国の観光列車「伊予灘ものがたり」。松山から伊予大洲・八幡浜まで、約2時間をかけて走ります。

 

3両編成の列車は、レトロモダンで瀟洒なデザインが目を引きます。

 

伊予灘の夕焼け空をイメージした1号車「茜の章」、太陽や愛媛の名産・柑橘をイメージした2号車「黄金の章」では、それぞれのモチーフを活かしたインテリアが鮮やかです。3号車「陽華の章」は一両をまるごと一室が占めるという贅沢なつくりで、車内にはゆったりとした空気が流れています。

 

列車が動き出すと、車窓には木々の緑や瀬戸内の青が広がります。途中下車した下灘駅では、一面に広がる伊予灘の海が見事。構内に海を遮るものはなく、穏やかな水面がキラキラと輝くのを一望できます。

 

しかし、この旅で最も印象的なのは、地域の人々の「おもてなし」でした。列車を見かけると大勢の人たちが(中には飼い犬も一緒に)手を振って出迎えてくれます。車内からも手を振り返しますがとても追いつきません。

 

沿線では旗を振ったりシャボン玉を飛ばしたりして歓迎する人もいましたが、JR四国によれば、特にこうした依頼をしているわけではないとのこと。本格的な観光シーズンになればさらに多くの人が出迎えてくれるそうです。

 

「伊予灘ものがたり」にはリピーターが大変多いということですが、この人々の温かさが大きな魅力なのでしょう。

 

■「伊予の小京都」大洲市

目的地の大洲市は、肱川の流域に位置する、大洲城を中心に発展した歴史ある旧城下町です。同市は「伊予の小京都」とも呼ばれており、幕末~大正時代にかけての貴重な建物や街並みが残されています。

 

今回宿泊した「NIPPONIA HOTEL 大洲 城下町」では、市内に点在するこうした建物を宿泊施設やレストランとして改修し、まち全体をホテルとして楽しめる「分散型ホテル」として提供しています。

 

かつて商家だったという建物の、広々とした客室でぐっすり眠ると、朝は近くの杜から聞こえる鳥の声で目が覚めました。

 

■肱川湖畔の景勝地・臥龍山荘

観光地が数多くある大洲ですが、そのひとつが「臥龍山荘」です。神戸を拠点に木蝋貿易で成功した明治時代の豪商・河内寅次郎が建てたこの建物は、国の重要文化財にも指定されています。

 

崖の上にある懸り造りの建物「不老庵」は、対岸から昇る月の光を天井に反射させることで部屋全体を幻想的に照らし出すなど、巧妙な仕掛けが施されています。

 

また、肱川から眺める建物は、川に映る鏡像とともに周囲の自然と相まって、山水画のような趣きがあります。

 

 

<運賃・問い合わせ>

■伊予灘ものがたり 八幡浜編(松山~八幡浜) 9,630円~10,030円
※23年7月時点。3号車の個室利用を除く。料金は今後変更になる場合があります。
その他のコース・詳細は伊予灘ものがたり公式WEBサイト
■NIPPONIA HOTEL 大洲 城下町
公式WEBサイト:https://www.ozucastle.com/
※遊覧船ツアーは宿泊者対象のオプション
■臥龍山荘
愛媛県大洲市大洲411-2
公式WEBサイト:https://www.garyusanso.jp/

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