高校野球兵庫大会は7月1日から試合が始まります。「打倒報徳」に燃えるのが、春の県大会準優勝の滝川第二です。今春から指揮を執る服部新監督とドラフト候補・坂井陽翔投手に注目しました。
8年ぶりの夏の頂点を目指す滝川第二。春夏通算7度の甲子園出場を誇る強豪校です。 投打の柱はエースで4番、坂井陽翔投手。最速149キロの本格派右腕で威力あるストレートとキレのある変化球で打者を打ち取ります。 プロのスカウトからも高い評価を受け、今秋ドラフトでも上位候補に挙がります。
チームの指揮を執る服部大輔監督は今春に監督に就任しました。
【服部監督】
「私を監督にさせて欲しいという手紙を(理事長に)書いた。熱い高校野球は。僕自身もそうだったが青春だ」
服部監督は京都の名門・平安高校出身で、高校時代、ダルビッシュ有投手と投げ合うなど甲子園をわかせました。新たな発想でチームの強化に取り組んでいます。
【服部監督】
「どれだけ勝ちたいかという気持ちが強いかだと思うので、やっぱり最後にものをいうのは気持ちだと思っている」
「打倒報徳学園」。ことしのチームは、練習試合を含めて報徳に全敗。春の県大会では決勝で対戦するも、坂井投手が打たれサヨナラ負け。悔しい思いは夏の大会にぶつけます。
【坂井投手】
「自信にはつながったし、(報徳とは)これから夏に対戦すると思うので、研究されてくると思うので、しっかり自分も成長して抑えるようにやっていきたい」
名門復活へ。坂井投手擁する滝川第二の戦いに注目です。