警察署内で保管していた現金を横領したとして、兵庫県警は30代の男性職員を書類送検しました。
男性職員は、交際していた女性にお金を渡すため、2000万円以上の借金をしていたということです。
業務上横領の疑いで書類送検されたのは、東播方面の警察署で警務課に勤務する37歳の男性職員です。
警察によりますと、男性職員はことし3月に、署内で保管していた現金9万9000円を横領した疑いが持たれています。
横領した現金は、交通安全キャンペーンなどで使うパネル制作のため交通安全協会などから集めたもので、業者から支払いの催促があり発覚しました。
男性職員は去年からことしにかけて、交際していた女性に2000万円近くを渡していて、知人や親族などに合わせて2100万円ほどの借金があったということです。
調べに対し、男性職員は容疑を認めているということです。
警察は男性職員を停職1カ月の懲戒処分にしていて、男性職員は30日付けで辞職しています。