来年秋にスタートするバレーボールの新しいトップリーグ「S-Vリーグ(エス ヴィリーグ)」についてVリーグ機構は6月21日、参入への条件を明らかにした。
それによると、
●ホームアリーナは5000人(当面は3000人)以上入場可能で、ホームゲームの8割以上を開催
●クラブの売上高は6億円(当面は4億円)以上
●ユースチーム(当面はU-15、将来的にはU-18も)を保有
●チーム母体会社は、取締役会が設置された株式会社で、3期連続赤字や債務超過は禁止
などとなっていて、条件をクリアした参入希望クラブには「SVライセンス」が与えられ、新リーグへの参入が認められる。
V2クラブも参入可能で、今年8月から11月まで参入希望を受け付け、審査の結果、来年4月にライセンスを付与。秋に新「S-Vリーグ」が開幕する。
記者会見したVリーグ機構の大河正明副会長(前Bリーグチェアマン)は、「男子はV1の10チームすべて、女子はV2も加わって12チーム以上が参入を希望するのではないか」と見通しを語った。
4月の入れ替え戦で敗れV2降格となったヴィクトリーナ姫路の上原光徳社長は23日、S-Vリーグへの参入意思を正式表明した。
上原社長のコメントは以下の通り。
「本年8月からの申請受付に向けて、ヴィクトリーナ姫路は正式に『SVリーグ』へ参入する意思があることを表明いたします。
あくまでも申請後の審査で承認をいただくことを前提しておりますが、当初より私共は『姫路から世界へ』をクラブミッションに位置付け、世界最高峰を目指すSVリーグへの参入を目指しておりました。Vリーグ機構から正式な発表がされた今、正式に参入の意思を表明するところです」
(浮田信明)