姫路市の書写山円教寺では、国の重要文化財で通常は非公開の四天王像を、特別公開のため本来安置されていた大講堂に90年ぶりに移す作業が行われました。
持国天、増長天、広目天、それに多聞天。円教寺の四天王像は現在は摩尼殿にまつられていますが、本来は国の重要文化財の大講堂に千年近く安置されていました。
しかし、火災で焼失した摩尼殿が再建された翌年の1934年に、摩尼殿へと移されてからそのままになっていました。
15日は四天王像から魂を抜く法要が営まれ、トラックで300メートルほど離れた大講堂に運びました。
今回は7月始まる大講堂での特別公開のために、90年ぶりに元の場所に戻ることになりました。
大講堂の特別公開は7月1日から9月30日まで行われます。