新型コロナは子どもたちの教育にも影響を与えました。
神戸市立多井畑小学校では、150周年の記念行事に向け、児童たちが合唱の練習に励んでいますが、これまで歌う機会が少なく、特訓のため助っ人を頼みました。
神戸市須磨区の市立多井畑小学校を訪れたのは、高校生たち。小学校の近くにある兵庫県立北須磨高校の合唱部のメンバーです。
多井畑小学校では、7月に開催される開校150周年記念行事で、児童が校歌などの合唱を披露することになっています。
地域の住民も招待する大切なイベントですが、児童たちは新型コロナの影響で感染のリスクが高いとこれまで歌う機会が少なかったのでうまく歌えません。
コンクールで受賞歴もあり、地域の先輩にあたる合唱部のメンバーに指導を依頼することになりました。
部員たちにとっても、教えるのは初めての経験です。パートごとのグループに分かれて、発声の方法や歌い方のコツなどをできるだけ分かりやすく伝えます。
指導の最後には、全員で合唱。みんなで歌うことの楽しさを感じることができたようです。
先輩たちの指導のおかげで成長した児童たち。7月7日の記念行事に向けて練習の日々は続きます。