加東市が発注した公共工事を巡り、官製談合防止法違反などの罪に問われている市の元職員に対して検察は懲役1年6カ月を求刑しました。
加東市管財課の課長だった被告の男(56)は、2020年、市が発注した旧滝野庁舎の改修工事で、土木会社の元社長に最低制限価格を教えたとして官製談合防止法違反などの罪に問われています。
公判で検察側は、「市民の信用を裏切った行為は公務の公平性の観点からも強く非難されるべき」として、被告の男に懲役1年6カ月を求刑しました。
一方、弁護側は「工事を円滑に進めるために情報を漏らした」などとして、執行猶予付きの判決を求めました。
判決は、7月20日に言い渡されます。