高齢者を特殊詐欺被害から守る 警察署と地元の医師会がタッグ

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兵庫県警によりますと、兵庫県内では、2022年1074件の特殊詐欺の被害が発生していて、被害額は、18億1000万円に上り、過去10年で最も多くなっているということです。こうした中、特殊詐欺の被害から高齢者を守ろうと警察と医師会などが連携協定を締結しました。
この協定は、兵庫警察署と神戸市兵庫区の医師会、歯科医師会、薬剤師会が締結したもので、それぞれの代表者が協定書にサインしました。
兵庫署によりますと、区内では、2022年29件の詐欺被害が確認され、その内27件を65歳以上の高齢者が占めていたということです。
協定には、高齢者と接する機会が多い医療関係者と警察が協力して特殊詐欺被害防止の啓発ポスターを配布したり、詐欺の被害や手口について情報を共有することなどが盛り込まれています。
兵庫署では、特殊詐欺撲滅を訴えるご城印を配布している他、かかってきた電話を自動で録音する装置を高齢者の自宅に設置していて、協定を機に防犯意識のさらなる向上を図りたいとしています。

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