兵庫県豊岡市の県立コウノトリの郷公園で10日、子どもたちがコウノトリへの餌やりを通して、自然について考える体験会が開かれました。
この体験会は、国の特別天然記念物コウノトリの野生復帰と保護活動に関心を持ってもらおうと、コウノトリの郷公園が開いたもので、10日は、事前に応募した小学生とその保護者ら計17人が参加しました。
子どもたちは、普段は公開されていない飼育管理棟に入り、飼育員からコウノトリの餌の種類や量が厳しく決められていることなどについて説明を受けた後、餌になるアジにビタミン剤を入れる作業に挑戦。
その後、実際にケージの中に入り、コウノトリを刺激しないようバケツに餌と水を入れるなど、静かに餌やりを体験しました。
(参加した子どもは)
「4年生の社会でコウノトリを勉強していきたいと思っていたから参加した」
「もうちょっとこっちに来るかと思ったけど、意外と怖がりでびっくりした」
(兵庫県立コウノトリの郷公園 船越稔主任飼育員)
「野生復帰というものを下支えしていただけるような方々が増えれば、ありがたいと思う」
この体験会は、7月と9月、そして10月にも予定されています。