去年、尼崎市全市民の個人情報が入ったUSBメモリーが一時紛失した問題で、市は業務を委託したビプロジー社に対し、およそ2950万円の損害賠償を請求したと発表しました。
この問題は去年6月、尼崎市から業務委託を受けたビプロジー社の再々委託先の男性社員が、全市民およそ46万人分の個人情報を市役所内のサーバーから無断でUSBにコピーし、一時紛失したものです。
尼崎市は9日の会見で、紛失により負うことになった第三者委員会の設置費用や臨時広報誌の発行費用、市職員の時間外手当などの経費およそ2950万円を、業務委託先のビプロジー社に請求したと発表しました。
尼崎市では、今回の請求が認められない場合、訴訟など毅然とした対応を検討したいとしています。