2023年5月、伊丹市を流れる天神川の堤防が決壊した大雨被害を受け、兵庫県は8日、原因を究明する調査委員会を設置しました。
5月上旬の大雨の影響で、兵庫県伊丹市を流れる天神川の堤防が決壊し、住宅12棟が浸水の被害に遭いました。
県は天神川の下を通るトンネル工事のため、川幅をおよそ4分の1に狭めていましたが、被害を受けて工事を一旦中止し、川幅を元の幅に戻す他、堤防をコンクリートで固める復旧工事を行いました。
8日の災害調査委員会の初会合には河川環境や防災を研究する専門家らが出席し、災害当時の降雨量や天神川の特性など氾濫の原因について話し合われました。
委員会は今後、工事の進め方などについて検討を重ね、秋ごろに結論を出す予定です。