「2人は家族ぐるみの付き合いをしていていた」加東市発注の公共工事で官製談合 当時の課長が起訴内容認める

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兵庫県加東市が発注した公共工事で、業者に入札情報を漏らした罪に問われている市の男性職員の裁判が神戸地裁で始まり、男性職員は起訴された内容を認めました。

加東市管財課の課長だった男性職員は2020年、市が発注した旧庁舎の改修工事で、土木会社元社長の男に最低制限価格を教えた、官製談合防止法違反などの罪に問われています。

29日、神戸地裁で開かれた初公判で男性職員は、「間違いありません」と起訴された内容を認めました。

冒頭陳述で検察側は、「2人は幼少の頃から家族ぐるみの付き合いをしていて、過去にも元社長の男が男性職員に入札情報を聞き出すことがあった」と指摘。 「男性職員は、元社長の男の会社に任せれば工事がうまくいくことや、世話になっていたことから犯行に及んだ」などと述べました。

加東市では、男性職員とは別の時期に管財課の課長を務めていた男性職員(52)も、水道工事の入札情報を業者に漏らしたとして、逮捕・起訴されています。

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