勇壮な手こぎ船のレースで知られる「相生ペーロン祭」が5月28日、開催されました。
「相生ペーロン祭」は毎年5月の最終週に開かれ、播州地方に初夏の訪れを告げる恒例の行事です。ペーロンは、中国の船「白龍(ぱいろん)」がなまったものと言われ、相生市では大正時代に旧播磨造船所の従業員らが始めたとされます。
101回目を迎えた2023年のペーロン競漕には兵庫県内外から53チーム、約1700人が出場し、兵庫県の斎藤知事も選手として参加。
1つの船につき32人が乗り込み、勇ましい太鼓やどらのリズムに合わせて、相生湾に設けられた往復600メートルのコースで、速さを競いました。
斎藤知事「残念でしたね ハナ差だったんですけど、でもすごい興奮しました。途中からパンパンになってきて、すごい体力いりますね。でもやりきりました」
参加者たちは、一糸乱れぬ動きで船をこぎ、爽やかな汗を流していました。