明石市の海岸で起きた砂浜の陥没事故で、生き埋めになった当時4歳の女の子が亡くなってから5月26日で丸21年となり、事故現場では明石市の丸谷市長が花を手向けました。

午前9時ごろ、明石市の丸谷市長は幹部職員7人とともに市長就任後初めて事故の起きた大蔵海岸を訪れ、献花台に花を手向けました。

2001年12月、明石市の大蔵海岸で人工の砂浜が陥没し、父親と散歩をしていた当時4歳の金月美帆ちゃんが砂浜に埋まり、およそ5カ月後の5月26日に亡くなりました。

美帆ちゃんが亡くなってから丸21年となった5月26日、丸谷市長は美帆ちゃんの冥福を祈るとともに「少しでも安全に問題があったらすぐに現場に出向き、市民の命を守っていく」と今後の安全対策を誓いました。

丸谷市長「私が新市長になって初めて来たが、改めて市民の命・安全を守ることの大切さ、二度とこういうことを起こさない。そのためにしっかりやっていきたいという決意を新たにした」

事故を巡っては、国と市の管理担当者4人が業務上過失致死の罪に問われ、全員の有罪が確定しています。