死者420人を出した北但大震災の発生から丸98年となった23日、豊岡市では地震の教訓を伝えようと、防災訓練などが行われました。
1925年5月23日に豊岡市北部で発生した北但大震災では、420人が死亡し、およそ2540戸の家屋が全焼・全壊する被害を受けました。
豊岡市城崎町では、この地震の教訓を伝え防災意識を高めようと、地元の消防団が中心となって、毎年この時期に訓練を行っていて、きょうは近隣の消防団や豊岡警察署の署員らを含め、およそ80人が参加。出火元に設定された城崎国際アートセンターで、放水などを行いました。
訓練の後、団員らは北但震災慰霊塔を訪れ、地震発生時の午前11時10分に合わせて黙祷と焼香を行い、犠牲者の冥福を祈りました。