フランスの宮廷画家として活躍したルドゥーテのバラの銅版画を集めた特別展が兵庫県 丹波市の美術館で、開かれています。
丹波市立植野記念美術館で開かれている「宮廷画家ルドゥーテとバラの物語」では18世紀後半からフランスの宮廷画家として活躍したピエール=ジョゼフ・ルドゥーテのバラの銅版画およそ180点が展示されています。
ルドゥーテは、ルイ16世王妃マリー・アントアネットやナポレオンの皇妃ジョセフィーヌに仕え、多くの植物画を残しました。
その作品は花びらや葉脈などが緻密に表現されていることから「花の肖像画」とも称されています。
丹波市立植野記念美術館の永山宗史学芸員は
「今回取り上げる作家はピエール・ジョセフ・ルドゥーテと言いましてこの人が描く精微な作品の細かな表現までご覧いただけましたらうれしく思います。現在はもう絶滅してしまった品種もあるのでバラの歴史に思いをはせてほしい」と話しました。
この特別展は、丹波市立植野美術館で6月18日まで開催されています。