新たに「地場産品の基準違反」洲本市ふるさと納税問題

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兵庫県洲本市のふるさと納税が国の基準に違反していた問題を受け、原因究明などを目的とした第三者委員会の会合が15日に開かれ、新たに地場産品の基準違反があったことなどが分かりました。

洲本市は、2021年度のふるさと納税で、返礼品の洲本温泉利用券の調達費が寄付額の3割以下とする国の基準に違反するとして、2022年5月から2年間、制度から除外されています。
これを受け、市は、弁護士や大学教授らでつくる第三者委員会を設置。
これまでに、返礼品の基準違反が温泉利用券以外でもあったことなどが分かっています。

15日に開かれた6回目の会合では、調査チームの最終報告書について説明があり、洲本市が2020年度から3年間で1頭買いした牛65頭余りのうち40頭を調べたところ、産地が洲本市ではない牛など16頭があり、地場産品の基準に違反していたということです。
さらに、同じ牛が二重に請求されている事例もあったということです。

(第三者調査委員会 池田学専門委員)
「チェック体制が不十分だったとしか言いようがない」
「来た請求書をそのまま払っていたと言われても、そこは仕方がない」

事業者へのアンケート調査では、1195の返礼品のうち30%を超える373件で基準違反が判明しています。

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