2022年6月、神戸山口組の組長の自宅に拳銃を発砲した罪に問われた山口組系組員の男の裁判で、神戸地裁は5月12日、懲役10年の判決を言い渡しました。
特定抗争指定暴力団山口組系組員の林雄司被告(50)は2022年6月、神戸市北区にある特定抗争指定暴力団神戸山口組・井上邦雄組長の自宅に拳銃で17発を発射し、扉を壊すなどしたとして、銃刀法違反や建造物損壊などの罪に問われました。
5月12日の裁判員裁判の判決で神戸地裁の入子光臣裁判長は、「周辺住民に重大な危害を及ぼしかねない危険な犯行」と指摘した上で、「対立抗争を終わらせるためというのは暴力団特有の発想で、身勝手極まりない犯行動機に汲むべき点はない」などとして、林被告に懲役10年を言い渡しました。