兵庫県と県内41の市や町のトップが意見を交換する今年度最初の会合が神戸市内で開かれ、斎藤知事は、「行財政改革で生まれた財源を教育や子育てに回していく」と述べました。
県公館で開かれた「県・市町懇話会」には、斎藤知事をはじめ県内41の市や町のトップらが出席し、冒頭、斎藤知事が伊丹市の天神川の堤防が決壊した大雨被害についてふれ、阪神間に多い「天井川」の緊急点検を行うと述べました。
懇話会では、2025年の大阪・関西万博やことし7月から始まる観光キャンペーンに向け、県と市や町が連携して観光客を呼び込むための体験型コンテンツを進めていくことなどを確認。
その後の意見交換で、川西市の越田謙治郎市長から「県内の高校授業料の無償化」について質問が出ると、斎藤知事は、「財源の問題からすぐには対応が難しい」とした一方で、「学費の軽減については少しずつ進めている」「行財政改革で生まれた財源を教育や子育てに回していく」と答えました。
「県・市町懇話会」は今後も開催される予定です。