7日から8日にかけての大雨の影響で、付近の河川の堤防が決壊した伊丹市の住宅街では、流れ出た土砂の撤去作業が続けられています。
7日夜から8日の朝にかけての大雨の影響で、伊丹市を流れる天神川の堤防がおよそ30メートルにわたって決壊し、周辺の建物あわせて12軒が床上・床下浸水の被害にあいました。
県は天神川の下を通る市道トンネルの工事のため、川幅をおよそ半分に狭めていたということです。
県によりますと、工事は5月末に一時中止し、河川が増水しやすくなる6月から10月は工事を中止する予定だったということですが、当時の阪神間などの降水量は5月の観測史上最多を記録し想定を超える大雨が降ったということです。
土砂の撤去作業は今週いっぱいまでは続くとみられ、県の担当者は「被害状況を調査するとともに、事態を真摯に受け止め補償に努める」としています。