【阪神】鳥谷敬氏、「中野には力を抜いてパフォーマンスを出すよう助言した」

  • X
  • Facebook
  • LINE
  • サンテレビ ボックス席 鳥谷敬氏(左)/神宮球場

◾️阪神2-4ヤクルト/4月30日

阪神先発の才木は3失点して3回降板。阪神の連勝は「3」でストップした。
サンテレビ ボックス席の解説は鳥谷敬氏が務めた。

◾️サードの打球の見え方

(初回、ヤクルトの1番・右打ち濱田の強烈なライナーをサード佐藤輝明がキャッチ。ショートで4度、サードで1度、ゴールデングラブ賞を獲得した鳥谷氏はー)

「(サードからは)右バッターだと、打った所が見えなくて、急にボールが出てくるので、非常にサードというポジションは反応が難しい。特に神宮は、(3塁ベース付近の)アンツーカーの所が高さがあるので、バウンドが変わりやすいので、難しいポジションです」

◾️阪神、好守が続く

(阪神は初回、ヤクルト一死満塁でサンタナのショートゴロを、ショート木浪→セカンド中野→ファースト大山のダブルプレーに仕留めた。
4回も無死1塁から、長岡のゴロを木浪→中野→大山でダブルプレーに)

鳥谷氏「(今季は)選手を固定したことで、連携という部分でも大きい。プレーを重ねると、こういう入り方で捕ると、ここに来そうだとか、予測もついてくる」

湯浅明彦アナ「鳥谷さんは今年のキャンプで臨時コーチを務めた」

鳥谷氏「ここまでミスもなく、できているのはありがたいですね。これで内野ボロボロだったら、なに言われるかわかりませんので」

湯浅アナ「中野には、どういうことを仰ったのですか?」

鳥谷氏「ここでエラーしたら負けるという場面では、どうしても力が入る。普段の練習や試合では、力を抜いた状態でパフォーマンスを出せるようにして、力を温存し、1年間を考えた守備をするように言いました」

(6回には、ヤクルト一死1塁で、濱田がレフトへヒット。打球をつかんだレフト・ノイジーがサードにワンバウンドで送球し、俊足の並木を刺した)

鳥谷氏「(ノイジーは)捕った瞬間に、ランナーをしっかり見てる。ノーバンで投げたくなるが、実際には、ワンバウンドの方が(サードはランナーに)タッチしやすい。非常に計算された送球でした。
岡田監督になって、キャンプでも外野手の送球を、重点をおいてやっていたので、シーズンで(成果が)でてきますよね」

◾️送球を考えて捕る

(5回、ヤクルト山崎の高いバウンドのサードゴロを、佐藤輝明が1塁に悪送球)

鳥谷氏「投げることを考えて捕ると、送球しやすくなる。(佐藤は)投げるのと捕るのとが、別の動きになっているので、もう1回、作って、投げないといけない。その間にランナーは1歩2歩、進んでしまうので、投げる瞬間に焦ってしまう。常に、<投げることを考えて捕る>を、練習からしっかりやることが大切になります」
・・・・・・・・
次回のサンテレビ ボックス席は5月4日、甲子園球場から阪神×中日戦を生中継する。
(浮田信明)

おともだち登録するだけ! LINEでニュースを読もう! ともだち登録をする 毎週配信(月・火・金) 1回で8記事をダイジェスト形式で配信。