えべっさんの総本社、西宮神社で19日、献茶式が行われ、この日満100歳の誕生日を迎えた裏千家の千玄室大宗匠が神前にお茶を献上しました。
西宮神社の献茶式は、裏千家の15代家元千玄室大宗匠の誕生日に合わせて、
1971年から毎年行われているものです。
千玄室さんは1923年生まれ。満100歳で迎えた今年は記念すべき献茶式とあって、およそ400人が集まりました。
千玄室さんは2002年に家元を譲った後も国連親善大使を務めるなど、茶道を通じた国際文化交流に尽力したとして、20日、「内閣総理大臣顕彰」が授与されます。
献茶式で、千玄室さんが神前に献上する濃茶と薄茶をたてると、参列した人たちは厳かな気持ちでその様子を見つめ会場は静まり返りました。
式のあとには、新型コロナウイルスの影響で中止されていたお茶会が4年ぶりに復活し、にぎわいを見せていました。