13日、兵庫県神戸市に住む80代の女性から、「お金を渡したので詐欺に遭ったかもしれない」と兵庫県警に届け出がありました。
県警は、特殊詐欺事件として捜査しています。
警察によりますと、4月12日、神戸市中央区に住む86歳の女性の自宅に、兵庫県警葺合警察署 生活安全課の「オカダ」を名乗る男から、「あなたのカードが偽造され使われている」「キャッシュカードの確認をさせて下さい」「自宅に現金があるなら犯人の指紋がついているかもしれないので、預かって確認します」などと、うその電話がありました。
さらに、犯人以外の指紋を現金に付けないようにするためと言い、「手袋をしてアルミホイルで包んでください」という指示もあったということです。
女性はその後、自宅を訪れた警察官の「モリノ」を名乗る男に、現金550万円を手渡し、キャッシュカード2枚をだまし取られたということです。
現金を渡したため詐欺に遭ったかもしれないと思い、翌日に警察に届け出ました。
警察は、「電話で警察官を名乗ってキャッシュカードや現金などを渡すよう指示するのは絶対に詐欺なので、警察に相談してください」と注意を呼び掛けるとともに、特殊詐欺事件として捜査しています。