春の入学シーズンに合わせて交通安全への意識を高めてもらおうと、神戸市の企業でいっぷう変わった取り組みが行われました。
交通安全を呼び掛けるプラカードやのぼりを掲げているのは…、真新しいスーツに身を包んだ若者たち。 彼らは、新入社員としての研修を受けているところです。
高圧ガス機器を製造する神戸市長田区の千代田精機では、去年から新入社員の研修に「交通安全啓発」を盛り込んでいて、10日は10人が長田署の警察官から管内の交通事故の発生状況などについて講義を受けました。
本社前ではおととし、歩行者が車にはねられ死亡する事故もあり、講義のあとは、事故のあった歩道の前で道行く人たちに交通事故の防止を呼び掛けました。
長田署では、今後も地域の企業と協力して交通安全啓発に努めたいとしています。