旧優生保護法を巡る訴訟で大阪高裁が国に賠償を命じる判決を出したことなどを受け、原告や支援者が集会を開きました。

この集会は、障害者や精神疾患がある人への不妊や中絶手術を認めた旧優生保護法を巡る問題の早期解決を目指そうと開かれました。

全国の被害者が立ち上がり起こした裁判では、去年2月から国に賠償を命じる判決が相次ぎ、3月23日、大阪高裁は旧法の違憲性を認めたほか、20年で賠償請求権が消滅する「除斥期間」を適用せず原告の請求を認めました。

28日、兵庫県の会場からは耳が聞こえない原告の小林宝二さんが参加し、全国でも判決を待たず亡くなる高齢の原告がいることから一刻も早い問題の解決を訴えました。

原告団は国に対し、上告断念を求める要請書を提出しています。