矢を放ち悪霊をはらう 南あわじの伝統行事「的射の儀」

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弓矢を的に放って五穀豊穣などを祈る伝統行事が、兵庫県南あわじ市の神社で3年ぶりに行われました。

南あわじ市の津井春日神社で行われたのは、江戸時代から伝わり、市の重要無形民俗文化財にも指定されている「的射の儀」です。

悪霊をはらい、五穀豊穣や家内安全を祈るこの行事では、紋付袴姿の若い氏子が、子どもから受け取った矢を構え、舞を踊ってから大小の的に矢を放ちます。

新型コロナウイルス感染拡大の影響で2023年は3年ぶりの開催となり、一列に並んだ氏子らが一斉に矢を放つと、静寂に包まれていた境内には、大きな拍手の音が響きました。

訪れた人たちは1年の安全を祈りながら、古式ゆかしい伝統行事に見入っていました。

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