姫路市で3月24日、2022年度の姫路市芸術文化賞の授賞式が開かれ、剪画(せんが)作家の小坂通泰さんや、作家の玉岡かおるさんら6人が表彰されました。
姫路市芸術文化賞は、地域の芸術や文化振興に際立った功績がある個人・団体をたたえるもので、今年度の大賞は、剪画作家の小坂通泰さんが受賞しました。
姫路市を拠点にグラフィックデザイナーとして活動する小坂さんは、黒い紙をナイフで切り抜き、白い台紙に貼って作る剪画の技法で、姫路城の陰影をモノクロで描く作品がライフワークとなっていて、多くの市民に愛されています。 また、剪画塾を開いて普及を図るなど、地域文化振興への尽力も評価されました。
芸術文化賞を受賞した作家の玉岡かおるさんは、アクリエひめじ開館記念の新作オペラ「千姫」の原作を書き下ろしました。
オペラは大きな話題を呼び、姫路城にゆかりがある千姫の全く新しい姿を提示した功績を認められました。
この他、地域の歴史の研究に取り組んできた郷土史家の出口隆一さんなど、合わせて6人の表彰となりました。