「きつく叱らずにやる気を育てる」 阿部きょうだい指導の少年柔道監督が語る

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東京オリンピック柔道金メダリストの阿部一二三・詩きょうだいを指導した元警察官が14日、兵庫警察署を訪れ、青少年の指導や育成について講演会を開きました。

兵庫警察署で講演を行ったのは、神戸市兵庫区で小学生に柔道を指導する、「兵庫少年こだま会」の高田幸博監督です。

高田監督は元兵庫県警の警察官で、東京オリンピックの柔道できょうだいそろって金メダルに輝いた阿部一二三選手と詩選手を小学生の頃に指導したことでも知られています。

講演で高田監督は、子どもを指導する時は一人一人に合ったやり方があり、指導者本位にしてはいけないことや、きつく叱らずに子どものやる気を育てる指導を心掛けていることなどを語りました。

兵庫少年こだま会 高田幸博監督:
「例え結果が出なくてもその努力について正当に評価する」
「成長期の子どものやる気をなくすということは、伸びる可能性をつぶすということです」

兵庫警察署少年係 杉岡諄哉巡査長:
「非行に走りやすい少年は愛情をもらってない、不安に思っていることがすごくある」
「指導の仕方を生かせると思った」

兵庫少年こだま会 高田幸博監督:
「自分本位になって相手に話をしてはいけない」
「いかに相手のことを考えて、体罰のようなことは犯罪ですから根絶してほしい」

兵庫署は、この講演会を通じて、青少年による非行の防止や更生への支援に取り組んでいきたいとしています。

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