生後3カ月の次女に暴行を加えて大けがを負わせたとして2月28日、母親が逮捕された事件で、神戸市の職員が2022年9月に家庭訪問した際、次女の体にあざなどは見られなかったことが分かりました。
神戸市西区の無職の女(25)は、2022年8月から9月の間に、当時住んでいた垂水区内の集合住宅で、次女の双葉(ふたば)ちゃんの右太ももに強い圧力を加え、大けがを負わせたとしてきのう、傷害の疑いで逮捕されました。双葉ちゃんは事件のおよそ1カ月後に脳の障害で死亡していて、警察の調べに対し、女は容疑を否認しているということです。
市の家庭支援課によりますと、女から育児に関する相談を受けて当時、市の職員が自宅を毎週訪問するなど対応していて、出産後の2022年9月に市の職員が訪れた際には、双葉ちゃんの体にあざなどは見られなかったということです。
警察によりますと、司法解剖の結果、双葉ちゃんの体には複数のあざがあったということで、警察が死亡との因果関係を調べています。