トルコとシリアを襲った大地震で、国際緊急援助隊として派遣された海上保安官が帰国し、24日、神戸で現地での救助活動を報告しました。
トルコ・シリア大地震の被災地での救助活動について報告したのは、第五管区海上保安本部で関西空港海上保安航空基地に所属する神戸市出身の機動救難士・田中靖彬さん(33)です。
田中さんは日本の国際緊急援助隊・救助チームの一員として、震源地近くのカフラマンマラシュで2月8日から6日間、救助活動を行ってきました。
がれきの下敷きになっている人の救出などにあたった田中さんは、「外に人が投げ出されている光景が衝撃的だった」と被災地の様子を振り返りました。
田中さんは今後の支援について、住む家を失った人が多く、夜になると氷点下になる寒さの中では暖房のついた空間が必要になるなどと話していました。