【阪神】“世界のワタナベ”が岡田監督と対談、「今までと違う年になる気がします」

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■“世界”の2人が迫る

阪神タイガースの沖縄キャンプを訪問した俳優の渡辺謙さんが岡田彰布監督を直撃!

(左)渡辺謙さん、(右)福本豊氏/沖縄・宜野座

2月17日放送のサンテレビ『熱血!タイガース党』では、“世界のワタナベ”と、番組ホストの“世界のフクモト”福本豊氏、岡田監督の三者対談を放送した。その採録は以下の通り。(敬称略)

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■勝手にライトへ…

渡辺:監督の中で嬉しい誤算はありますか?

岡田:ポジションを固定して、ファースト(大山)、サード(佐藤輝)が、打つ方に専念できる形ができてきたのが良かった。

福本:紅白戦(2/11、2/12 )の手ごたえは?

対談する岡田彰布監督

岡田:思ったよりもバッターが対応する。(12日の紅白戦の先発が)西(純)と才木なんで、(打球が)前に飛ぶかなと思ったけど、ちゃんと飛んで行った(笑)。この時期で、フォークとか変化球をうまく見送っていたので、野手もすごいなと思った。

渡辺:空いてるポジション、もうライトぐらいしかないですよね?

岡田:ミエセス、ライトに自信があると言って、初日から勝手にライトを守りに行った。レフトのつもりやったのに(笑)。

渡辺:(ミエセスは)交流戦のDHあたりが本命ですよね?

岡田:そうですね。外国人選手が去年は8人で、誰か2軍に落とさなければいけなかったが、(今年は)5人なんで、良ければ1軍のベンチに入れれるんで、(ミエセスは)余裕持ってるんかな(笑)。

■みな伸びしろある

渡辺:あと、前川…

岡田:前川は秋季キャンプも良かったし、ケガ…聞いたら痛いのを我慢してた。自分も損するし、チームも戦力ダウンになるんでね。高校出てまだ2年目だけど、自覚持ってやってほしい。

福本:若い人が突き上げて来ない。1軍半と2軍の差がありすぎる。

対談する3人

岡田:1軍も若い。一番上が32歳ぐらい。初めての1軍経験の選手も多いんで、まだまだ伸びしろがある。このチームは、4月よりも5月、5月よりも6月、だんだん力つけてくると思う。チームとして伸びる要素がいっぱいある。実績ある選手は少ないけど、自信つけてやれば十分に皆いけると思う。

■大竹がいい!

福本:ピッチャー、きょう初めてブルペン見たけど、(渡辺さんに)エグいね。

渡辺:エグいです。大竹がいいですね。下柳君みたいな、巧くかわしながら…

岡田:去年でも平田(ヘッドコーチ、昨季は2軍監督)に言わせたら、2軍なんかぜんぜん打てないと…。ソフトバンクでは1軍の経験もあるし。先発として、打ち取り方を知ってるね。右バッターも苦にしない。

渡辺:いろんな攻め方をトライしながらブルペンで投げてた…

岡田:バッターが打たされているという印象。コントロールいいから、フォアボールで崩れることもない。

渡辺謙さん

■投手は何人でも

渡辺:岩貞君は頭(先発)でいきますか?

岡田:今のところ、そのつもりです。(左の先発が)伊藤だけじゃなくて、もう1枚ほしいというのがあって。岩貞・大竹で1年間、ローテーション守ってくれたらいい。2人で5つか6つ貯金作ってくれたら、すごい戦力ですね。

福本:ピッチャー、沢山いいのがいますね。

岡田:ピッチャーは何人いてもいい(笑)。

渡辺:才木君も伊藤君も、規定投球回数を投げたいと言ってるのは頼もしいですね。

岡田:3人(規定投球回を)投げれる可能性ある。青柳・西(勇)・伊藤は、1年間ローテーションで普通に投げたらいくでしょう。

福本:外国人(投手)ね…

渡辺:入り込む余地があるのかなと…

岡田:きょう久しぶりに“B”の方が…B・ケラー投げたけど、3回目ですよ、見たの(笑)。

福本:(本人は)まだ早いと思ってる。

岡田:あんまり余裕持ってたら入られへんよと言いたいけど。

 ■WBC出場の影響は

福本:WBCで中野と湯浅が抜ける…

岡田彰布監督

岡田:中野はセカンドになったから。(侍ジャパン)栗山監督と話したけど、ショートもちょっとね…(守る可能性がある)。それは仕方ないんで。湯浅の方が心配ですね、ボールが。秋季キャンプから(WBCで使う)ボール投げてるんですよ。最初なんか滑って、ストライク入りそうになかった。だいぶ慣れてきたけど、しっくり来てないでしょうね。

渡辺:そこから、こっち(日本)のボールに戻す時がまた…

岡田:戻って来て、1週間ですぐ開幕になるんで。最初の何試合かは無理と思っておいた方がいい。

渡辺:いろんな微調整を開幕に向けてしなければいけない。

岡田:後ろ(リリーフ陣)、人数いるけど、誰が最後とか決めてない。湯浅がちゃんと戻って来て、クローザーでいくのは、開幕から少し後になる。ビーズリー、いいですよ。あれは使えそうですね。

■高山・板山の競争

渡辺:もうちょっと試したいというのはありますか?

岡田:外野ですよ。板山と高山は競争しないといけない。2人(とも一緒に)は(1軍に)はいれない。左同士だし、同じタイプ。どっちか生き残るためには実戦で結果出していかないと。結果出したほうが勝ちですよ。あのポジションは打った方が勝ち。

福本:謙さん、最後に監督に激励の言葉を…

渡辺:“今までと違うぞ”という年に僕はなる気がしてるんです。

岡田:みんなが見てて、これはいけるという、そのへんまでは行きたいですね。

渡辺:知らん間に勝ってたというのが、一番いいと言ってはったじゃないですか。

岡田:143試合、長いですから、負ける時も、連敗する時もあると思うけど、どっしり構えて…

渡辺:僕らはいいんですよ、すったもんだしても、勝ってくれれば…(笑)。楽しみにしてます。
(浮田信明)

 

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