電気代の高騰や1月下旬までの雪不足の影響を受け、県内のスキー場は苦しい経営状況が続いています。こうした中、兵庫県は15日、スキー場1カ所につき最大500万円を補助する支援策を発表しました。

兵庫県の斎藤知事は15日午前、豊岡市の神鍋高原にある万場スキー場を訪れ、実際にスキーをしながら視察しました。

県内のスキー場では電気代の高騰でリフトや造雪機のコストが急増している他、1月下旬までの雪不足の影響で来場者が減少し、周辺の宿泊施設や飲食店もダメージを受けています。

こうした状況を受け、県はスキー場がある観光協会に対する支援策を発表。造雪機やリフトの経費をはじめ、来場者を呼び込むためのプロモーション費用などを、スキー場1カ所につき、規模に応じて400万円から500万円補助します。

県は必要な経費として6400万円を計上していて、16日に補正予算として開会中の県議会に提出します。