伊丹市の学校法人が補助金など約5億円を過大給付 法人側は全額返還

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兵庫県などは13日、幼稚園などを運営する伊丹市の学校法人が補助金などおよそ5億円を過大に受給していたと発表しました。法人側はすでに加算金を含め全額返還したということです。

兵庫県と伊丹市によりますと、補助金などを過大に受給していたのは、伊丹市の学校法人「西伊丹学園」です。

「西伊丹学園」は同じ敷地内で認定こども園と幼稚園を運営していますが、実際はこども園と幼稚園を同じクラスにし、同じ教員が保育を行っていたにもかかわらず、施設ごとに教員を配置していると申請し、2015年度から7年間で人件費など合わせておよそ5億円を過大に受給していたということです。

2021年12月、県のホットラインに匿名の通報が寄せられたことから発覚し、西伊丹学園は県などに対し、人件費を過大に受給していたという認識はなかったなどと説明しているということです。

西伊丹学園は、すでに加算金などを含めたおよそ6億2000万円を全額返還したということで、県と市は虚偽や隠ぺいがないことなどから行政処分は行わないとしています。

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