兵庫県香美町では、昔ながらの製法で作る特産「米地(めじ)みそ」の仕込み作業が始まっています。
香美町香住区の米地地区で昔から伝わる「米地みそ」。原料は大豆と米、塩だけで作業は昔ながらの手作りです。
この地域では冬の閑散期に各家庭でみそ作りが行われていましたが、40年ほど前に地区の特産品として商品化されました。
「米地みそ」は年3か月ほどかけてじっくり熟成させることでまろやかな味わいに仕上がるということで、ことしはおよそ11トンの生産を目指して4月上旬まで仕込み作業が続くということです。
【米地協業組合 八木章子代表】
「一番の魅力はおいしいこと。あっさりとした自然の飽きがこない味噌。それから私たちの真心が入っている」
完成した「米地みそ」は地元の直売所や但馬地域の土産物店で販売しているほか、電話での注文もできるということです。