妻を殴るなどし死亡させたとして、神戸市に住む89歳の夫が逮捕されました。
傷害致死の疑いで逮捕されたのは、神戸市北区に住む男(89)です。
警察によりますと、男は先月31日午前11時半ごろ、自宅の前で妻(86)の背中をつかんで転倒させ、翌日にかけて自宅で妻の頭や体を手で殴るなどし、死亡させた疑いが持たれています。
男は、折れた椅子の脚を使って妻を叩くなどしていて、妻の体には、殴られたことによるあざがあった他、左右の肋骨が折れていたということです。
妻には2年ほど前から認知症の症状があり、男は「自分のいうことを聞かない妻に暴行を加え死なせたことに間違いない」と大筋で容疑を認めているということです。
警察は、日常的に暴行があった可能性もあるとみて、詳しく調べています。