西宮市は27日、夙川の河川敷など桜の名所を未来へ引き継いでほしいと、市民から「緑化基金」に3千万円の寄付があったと発表しました。
西宮市の夙川河川敷の桜は「さくら名所100選の地」に選ばれるなど市の象徴として知られていますが、突然枯れるなど樹勢の衰えが目立っています。
そこで市は、桜の名所を未来へ引き継ぐため平成14年から「桜の名所再生事業」に取り組んでいて、「西宮市緑化基金」に寄付を募っています。
市によりますと、匿名を希望する市民から1月16日に「西宮市緑化基金」に3千万円の寄付があったということです。市民は「夙川の美しい桜の景観に感銘を受けている。寄付金は桜の名所の保全に活用してほしい」と話しているということです。
市は今後、この市民に対し感謝状の贈呈を予定しています。