神戸市兵庫区の集合住宅で8人が死傷した火災で、兵庫県警は、火元とみられる部屋にあった延長コードが劣化し、出火した可能性が高いと明らかにしました。
1月22日未明、神戸市兵庫区の3階建て集合住宅で起きた火災では、1階に住む77歳から86歳の男性4人が死亡し、60代の男性2人が意識不明の重体、70代と40代の男性2人が重傷を負いました。
司法解剖の結果、亡くなった4人全員が煙を吸い込んだことによる急性一酸化炭素中毒だったことが分かりました。
また、警察によりますと現場検証の結果、最も激しく燃えていた1階の南の角部屋にあった延長コードに複数のショートした痕があったということです。
延長コードの劣化によって銅線などが断線して熱を帯びたり放電したりして周囲のビニールなどが燃えたと見られるということです。