独自のアイデアがいっぱい 災害に備える知識「さんだ女子防災部」

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【NPO法人 ミラクルウイッシュ 益田紗希子さん】
「より三田市に限定した啓発の本を作れないかということで、『さんだ親子防災ノート』を制作しました。
内容としては、乳幼児を抱えるご家庭に向けた防災ノートになっています。三田市の危機管理課にも協力いただいて、三田市で想定される3つの災害を記載しています」

この防災ノートでは、地震の被害予想や水害、土砂災害などへの注意喚起も掲載しています。

制作したのはミラクルウイッシュというNPOの代表で「さんだ女子防災部」という活動をしている益田紗希子さんです。

【益田さん】
「2011年の3月11日にテレビをつけたら東日本大震災が起こっていて、(被災した)映像を見た時に、親になるときにはちゃんと子供を守れるように防災していこうと、その時にすごく心に強く思ったのが防災を始めたきっかけです」

その後、防災についての様々なイベントやPR活動を行っている益田さん。災害に備えてカテゴリー別に分けた持ち出し用のリュックを準備することも大切だといいますが、さらにもうひとつ…

【益田さん】
「こちらに用意しているのは『防災ポーチ』。たとえば『電車の中で3時間閉じ込められた…』みたいなニュースが最近あったりしましたが、そんなときに安心できるもの、たとえばお腹が空いたときに食べられる飴や、停電時キャッシュレスが使えない場合の現金(小銭)、そういうものをポーチの中に入れています」

そのほか、食事面でも災害時に「ポリ袋」があれば簡単に作れるレシピを紹介した「ポリ袋クッキング」という冊子も新たに作りました。

【益田さん】
「『高密度ポリエチレン』といわれる熱に強い専用の袋を使って調理をしてみてください」

まずは、ひと工夫加えることでレトルト食品のように楽しめる焼き鳥の缶詰を使った「親子丼」です。

① まず、無洗米とお水をポリ袋に入れて浸水させます。
② そして、同じくポリ袋に焼き鳥缶詰、玉ねぎ、卵を入れて混ぜ合わせます。
③ 沸騰したお湯にアルミホイルを敷いて、弱火でおよそ30分。

盛り付けると ご覧の通り。手軽に本格的な味を楽しめます。

【益田さん】
「ひとりで食べる場合は 袋を開いて盛り付けると洗い物が少なくていいと思います」

そして、こちらは 缶詰のみかんを使った「寒天ゼリー」。

【益田さん】
「粉寒天と缶詰の中身を、こうやって振りながら混ぜていきます。お子さんもこういうふうに混ぜるのはすごく楽しいので、一緒にやってもらうとすごく人気です」

親子丼と同じように湯煎して器に入れて 冷やして固まれば完成です。

【益田さん】
「どこに住んでいても災害というのは起こるものなので、『クッキング』『防災リュック』、できるところから始めてほしい」

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