2022年、奈良市で安倍元総理が演説中に銃撃され死亡した事件で、奈良地検は1月13日、山上徹也容疑者(41)を殺人などの罪で起訴しました。
安倍晋三元総理大臣は2022年7月8日、奈良市の大和西大寺駅前の路上で参院選の街頭演説中に銃撃されて死亡し、無職の山上徹也容疑者が殺人の疑いで送検されました。
奈良地検は約半年間の鑑定留置で山上容疑者の当時の精神状態を調べた結果、刑事責任能力を問えると判断。勾留期限の13日、殺人と銃刀法違反の罪で起訴しました。
山上被告は母親が入信した旧統一教会に恨みを抱いていたとされ、これまでの捜査に「韓国から教団を招き入れたのが岸信介元総理だから孫の安倍氏を殺した」などと供述しているということです。
事件は裁判員裁判の対象となり、今後裁判でどこまで動機が解明されるかが注目されます。