■女子V1リーグ
姫路 0-3 日立Astemo/1月7日
姫路 3-1 日立Astemo/1月8日
女子V1リーグ・ヴィクトリーナ姫路は1月7、8の両日、アウェイで日立Astemoと戦い、8日の試合に勝って連敗を「12」で止めた。
■ポジションを変更
開幕2戦目から黒星が続いた姫路は、ライト(OH)の田中をミドル(MB)に、レフト(OH)のプラクをライトに、新加入以来ミドルでプレーしていた宮部をレフトに移して日立Astemo戦に臨んだ。
7日の試合では「思い通りのゲームプランを遂行できず」(安保監督)、ストレート負けを喫した。
しかし8日は、田中がミドルやライトからラリーごとに変幻自在にスパイクを打ち分け、相手守備を惑わせた。
またレフトを担った古市(20得点)と孫田(11得点)が躍動し、ライトのプラクも強打を連発(19得点)。田中も16得点を挙げ、4人の攻撃陣がいずれも2ケタ得点を記録した。
試合後、安保監督は「選手がそれぞれの役割を果たした」とコメントした。
■内定選手「緊張なし」
年末に姫路が入団内定選手として発表した伊藤麻緒(東海大4年 178㎝)と吉田眞奈(千里金蘭大4年 166cm)がともに日立Astemo戦でVリーグにデビューした。
2年連続で大学日本一に輝いた伊藤は7日の試合にミドルで先発。
8日は全セットに先発出場し、得意なブロックを2本決めるなど、計5得点を挙げた。「緊張しませんでした。Vリーグは高さとスピードがあるが、勝につながるプレーをしたい」と取材に答えた。
リベロの吉田は7日の試合でレギュラーの花井と交互に出場した。
大学時代、無観客試合が多かったという吉田は、「観客が入った試合にワクワクしました」とコートに立ち、柔らかい体を生かして相手の強烈なスパイクを何度もレシーブしていた。
■ホーム戦で上昇を
2勝目を挙げた姫路だが、順位は入れ替え戦出場ラインの11位に留まっている。
次戦は、1月14、15日に、キャンプ地の鹿児島県薩摩川内市で初のホームゲームを行う(デンソーと連戦)。
続いて21、22日は姫路市でトヨタ車体と連戦する(サンテレビで生中継)。
ホーム4連戦で下位から脱出したい!
(浮田信明)