神戸市は性犯罪に遭った被害者に対する支援金を新設したと発表しました。
神戸市の久元市長は22日の定例会見で強制わいせつなどの性犯罪を受けた被害者に、支援金として15万円を支給すると発表しました。来年1月1日以降の申請分から適用されます。
市によりますと2013年に制定された神戸市犯罪被害者等支援条例に基づく支援金は死亡、または1カ月以上の療養を必要とする重傷を負った被害者が対象で、性犯罪の被害者の多くが支援の対象外となっていました。
犯罪被害者などの支援を行うひょうご被害者支援センターには、去年、性被害に関する相談がおよそ680件寄せられたことなどから、市は性犯罪の被害者を対象にした支援金の新設を決めたということです。
このほか、市は、犯罪被害者の緊急転居費の助成をこれまでの18万円から20万円に引き上げるなど支援を拡充します。