神戸市は、王子公園再整備計画の一環である大学誘致について、21日から公募を開始すると発表しました。対象地の売却価格は100億円としています。
王子公園の再整備を巡っては、神戸市は去年12月、大学を誘致した上でテニスコートや遊園地を廃止するなどと公表しましたが、市民から反対意見が寄せられたため、遊園地の廃止を改めるなど計画の見直しを進めてきました。
12月12日に示した再整備の基本方針でも大学誘致については継続するとしていて、市は20日の会見で、大学の公募を21日から開始すると発表しました。
公募の対象地はおよそ3.5ヘクタールで、売却価格は100億円。要項には、求める大学像について「王子公園周辺エリアの歴史と文化を尊重し、地域、そして世界に開かれた大学」と明記されています。
また、大学に対して、「教育」「研究」「社会貢献」の3つの使命を果たすことなどを求めています。
大学の公募期間は21日から来年2月15日までで、有識者などで構成する選考委員会の審査を経て決定するということです。