廃棄タマネギの皮で染めたビーチサンダル

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以前、ビーチサンダルが好きすぎて淡路市にビーチサンダル専門店をオープンさせた人を番組で紹介しましたが、この度、新しいサンダルを作ったということで、取材してきました。

今年の春に淡路市にオープンしたビーチサンダル専門店 A-STYLE(エー・スタイル)。
店長の池上隼人さんが「温めていたアイデアを形にした」ということで、再び訪れてみると…。
「こちらが新しいサンダルになります」

色味といい、柄といい、最高にいいものが出来上がりました。
ぬくもりを感じられる暖色系のカラーリングに、濃淡のついたおしゃれな柄のビーチサンダル。
このサンダル、実は…。

店長の池上さんが受け取ったのは、タマネギの皮。
「ちょっと意外でしたね、この皮使えるんか?っていう気がしてびっくりしました」
このビーチサンダル、なんとタマネギの皮で染められたものなんです。

「お話を聞いたら、タマネギの皮はほぼ全部捨てるんですね」
結構な量を廃棄するので、廃棄するんだったら使えないのかと・・
タマネギの皮をサンダルに活かせられないかと考えた池上さん
近くの古民家で藍染(あいぞめ)をしている海鉾 奈穂美さん(かいほこ・なおみ)さんに相談をしたところ…。

「タマネギはそうですね、お仕事ではしたことがなかったのですけれど。自然の恵みをいただいてるっていう感じもありますねこの大量のタマネギの皮で染めた布でサンダルの中敷を作ろうと考えました」

柄をつけるために使う「絞り」の技術を使ってひとかたまりにした生地を、煮出した液で30分ほど煮込んでいきます。

そして水洗いして生地を広げる・・・・ご覧の通り。
出来はバッチリですね。
この色や柄は、池上さんも納得です。

「上がってきた生地を見た瞬間に、タマネギの皮で染めると「こんなきれいになんの?」っていうのが率直な感想でしたね」

完成品を見た生産農家さんも、驚きを隠せません。
「剥いて捨てるのが当たり前だったんですけれども。
何か新しい光が差してきたかなっていう気がして、ちょっと本当に驚いてます」

さて、この「タマネギの皮」で染めたサンダルの名前は…。
「ASOBO あそぼ」と名付けております。
字体としましては 淡路の「淡」。染めるの「染。・・で「歩」く。

淡路で染めて、みなさんに履いていただいて、楽しく散歩したり、遊んでいただいたりしていただければいいなと思っております。

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