兵庫県尼崎市の踏切内で、倒れていた高齢男性を救助したとして市内に住む会社員の男性に15日、「のじぎく賞」が贈られました。
人命救助などすぐれた行動をたたえる「のじぎく賞」が贈られたのは、尼崎市に住む会社員の樋口今義さんで、尼崎北警察署の濱田忠司署長から賞状を受け取りました。
樋口さんは、11月6日の午後7時半ごろ、阪急塚口駅近くの踏切で自転車に乗っていた70代の男性が倒れているのを発見。遮断機が降りる中、踏切内に入り、男性を救助しました。
尼崎北署によりますと、樋口さんのほかにも男女2人が救助に携わりましたが、現場からすぐに立ち去ったため連絡を取ることができなかったということで、15日は樋口さん1人にのじぎく賞が贈呈されました。
2022年に尼崎北署からのじぎく賞が贈られたのは、樋口さんで4人目だということです。